居抜き物件が何故人気あるのか

居抜き物件は、前の造作を活用することで、大幅に内装工事費用や厨房機器代金などを節約することができるため、初期費用を抑えることができるというメリットがあるため、人気となっています。業種が同じ場合なら、そのまま利用することができ、開業までの時間を大幅に短縮することができます。家賃は、営業をしていない期間も発生しますから、工事期間を短縮することで、営業日数が増え、早く収入を得ることができるというのも、メリットといえます。また、同じ業種であれば、前の店舗の客を取り込むことができますから、内容次第では前の店舗の客を取り込める可能性もあります。スケルトン状態から店舗を作り込む場合には、水回りの工事だけでも莫大な費用がかかりますが、水回りだけでも造作が残っている居抜き物件であれば、かなり費用を抑えることができます。

居抜き物件を選ぶときの注意点とは

利用開始までの期間が早い、物や設備が整っているため、初期費用を抑えることができるなどの理由から、居抜き物件を選ぶ人も少なくありません。もちろん、同じ業種で、レイアウトなどの内装もイメージ通りという場合には、費用を抑えることができ、短期間で開業できる居抜き物件は、メリットが多いといえますが、ちゃんと理解せずに決めてしまうと、後々トラブルが起きてしまいますから、ポイントを抑えて物件を探してみる必要があります。探すときのポイントとして、同じ業種の賃貸物件を探して居抜き交渉をする。スピード感をもって探す。専門の検索サイトを使うという3つのポイントを押さえておくとよいでしょう。特に、居抜き物件は思っているほど多くはなく、優良な物件はすぐに決まってしまいますから、スピード感を持って行動することが重要です。

前テナントの退去理由がポイント

居抜き物件を選ぶポイントとして、なぜ前のテナントが退去したのかを知ることはとても重要です。多くの場合、経営不振という理由となりますが、そこには必ず具体的な理由があるはずです。しっかりと事前に調査をせず、手軽さだけを求めて契約してしまった場合、同じような道をたどる可能性もありますから、そうならないためにも、不動産会社への確認や、周辺の店への聞き込みなどを行い、退去理由を把握して、十分な対策をとることが大事です。また、同じ業種で居抜きをした場合には、設備関係をそのまま使えるかどうかも重要なポイントとなります。内覧時には、そのまま使えるように見えても、実際に使い始めると大きな修繕が必要となり、当初の予定よりも、改装費用がかかってしまう場合もありますから、事前にきちんと確認して起きましょう。